近畿大学水産研究所 はなれ グランスタ東京店
「近大マグロ」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？水産養殖のパイオニア、近畿大学が長年の研究を経て生み出した完全養殖マグロは、天然資源に頼らない持続可能な水産業の象徴として、メディアでも度々取り上げられています。そんな近大マグロを、東京駅構内で手軽に味わえる場所があるのをご存知ですか？それが、今回私が訪れた「近畿大学水産研究所 はなれ グランスタ東京店」です。
駅ナカで味わう極上マグロ
JR東京駅改札内、グランスタ東京1Fというアクセス抜群の場所に位置する「近畿大学水産研究所 はなれ」。改札を出ることなく立ち寄れるので、電車の待ち時間や乗り換えの合間にも気軽に立ち寄ることができます。店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席とテーブル席があります。私は一人だったのでカウンター席に案内していただきました。
このお店の特徴は、近畿大学が生産した完全養殖の稚魚を、日本各地の養殖業者が育てた「近大生まれの魚」を提供していること。近大が確立した完全養殖技術は、人工孵化した仔魚を親魚まで育て、その親魚から採卵、再び人工孵化させるというもので、天然資源に依存しない持続可能な養殖業に不可欠な技術です。
こだわりが詰まった「近大生まれの魚」
お店のこだわりはマグロだけではありません。
- SCSA認証:
持続可能な水産養殖のための種苗認証制度（SCSA認証）を取得。人工種苗の社会的認知向上と、それを利用した養殖の推進を目指しています。 - 近畿大学農学部監修 金賞健康米:
糠と一緒に取り除かれていたビタミンやミネラルなどの栄養成分を残したまま精米する技術で、お米の栄養価を高めています。 - 近大マグロ中骨エキス入りフリーズドライ味噌汁:
近大マグロを余すことなく活用する取り組みとして、通常は利用されない中骨からエキスを抽出し、オリジナルの味噌汁を開発。
これらのこだわりからも、お店の食材への真摯な姿勢が伝わってきます。
いざ、マグロづくし手桶寿司とのご対面！
メニューには魅力的な品々が並んでいましたが、今回私が迷わず選んだのは、【数量限定】近大生まれマグロづくしの手桶寿司（3,580円 税込）。大トロ、中トロ、赤身の3種類のマグロを一度に楽しめる、マグロ好きにはたまらない一品です。
運ばれてきた手桶は、写真で見る以上に迫力満点！たっぷりのマグロが美しく盛り付けられています。気になるお味は…？
まずは大トロから一口。口に入れた瞬間、とろけるような食感と、上品な脂の甘みが口の中に広がります。まさに至福の瞬間！中トロは赤身と脂身のバランスが絶妙で、赤身はマグロ本来の旨味が凝縮されています。どれも天然マグロと遜色なく、いや、もしかしたらそれ以上かもしれないほどの美味しさです。
セットになっている小鉢と香の物も、良い箸休めになります。そして、特筆すべきは近大マグロ中骨エキス入りの味噌汁。マグロの旨味が凝縮された濃厚な味わいで、身体が温まります。この味噌汁だけでも、もう一杯おかわりしたいくらいでした。
まとめ：東京駅で極上マグロ体験を！
お値段は少々高めですが、このクオリティと駅ナカという立地を考えれば納得です。天然マグロに匹敵する、いやそれ以上の美味しさを誇る近大マグロを、手軽に味わえる「近畿大学水産研究所 はなれ グランスタ東京店」。東京駅を利用する際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
場所
営業時間：
10:00 ～ 22:30（月～土）
10:00 ～ 21:30（日・祝日）
※翌日が休日の場合は、22:30まで営業
定休日：なし
（営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。）
電話：03-6259-1096
住所：東京都千代田区丸の内１丁目９−１ グランスタ東京 1F
駐車場：なし
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