珈琲専科 ブラジル
長野市の中心部、活気あふれる権堂アーケードを歩いていると、どこか懐かしい雰囲気を醸し出す喫茶店、「珈琲専科ブラジル」が目に飛び込んできます。かつてイトーヨーカドー長野店にあった頃から、長年地元の人々に愛され続けている老舗喫茶です。今回は、その歴史と温かさを今に伝える「珈琲専科ブラジル」で、心温まるホットケーキセットをいただいてきた体験をレポートします。
時を超えて愛される老舗の風格
店内に入ると、昭和の時代にタイムスリップしたかのような、落ち着いた空間が広がります。温かみのある照明、使い込まれたテーブルと椅子、そして壁に飾られたコーヒー豆の地図などが、長年積み重ねてきた歴史を感じさせます。まさに「老舗」という言葉がぴったりな、居心地の良い空間です。
珈琲専科というだけあって、メニューには様々な種類のコーヒーが並んでいます。その日の気分に合わせて、好みのコーヒーを選べるのは嬉しいポイントです。今回は、お目当てのホットケーキセット（ドリンク、パンケーキ2枚、ヨーグルト付き）を注文。ドリンクは迷わずブレンドコーヒーをお願いしました。
心ときめくホットケーキセットとの出会い
注文してから程なくして、お待ちかねのホットケーキセットが運ばれてきました。木製のプレートに、パンケーキ、ヨーグルト、コーヒーカップがぴったりと収まった状態で提供されます。この何気ない演出にも、お店のこだわりを感じます。
小さめながらも丁寧に焼き上げられたパンケーキは2枚重ね。こんがりと焼き色のついた表面が食欲をそそります。添えられたバターと、別添えのメープルシロップと共にいただきます。
まずはメープルシロップをたっぷりとかけて一口。ふっくらとした生地は、シンプルながらもどこか懐かしい味わいです。メープルシロップの優しい甘さと、パンケーキの素朴な風味が絶妙にマッチしています。バターを塗ると、コクが増してまた違った美味しさを楽しめます。
セットのヨーグルトは、プレーンヨーグルトに缶詰のフルーツがトッピングされた、どこか懐かしいスタイル。このチープさが、逆に良いアクセントになっています。フルーツのシロップの甘さがヨーグルトと混ざり合い、優しい甘さを生み出しています。
そして、セットのコーヒーは、苦味が少なくとても飲みやすい一杯。ホットケーキとの相性も抜群で、ゆっくりと味わいながら、昔の良き時代に思いを馳せることができました。
変わらない味と温かさ、末永く続いてほしい場所
珈琲専科ブラジルで味わったのは、美味しいホットケーキだけではありません。そこには、長年変わることなく、地元の人々に愛され続けてきた、温かい空間と時間がありました。
美味しいコーヒーを片手に、ゆったりとした時間を過ごしたい時、昔懐かしい味を求めている時、珈琲専科ブラジルは最高の選択肢となるでしょう。これからも末永く、この場所が長野の人々に愛され続けることを心から願っています。
場所
営業時間：9時00分～19時00分
定休日：不定休
（営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。）
電話：026-235-3683
住所：長野県長野市大字鶴賀権堂町２３２１−３
駐車場：なし
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