長野駅のソウルフード!信州そば「ナカジマ会館」で味わう懐かしさと進化の天たまそば

信州そば ナカジマ会館

長野駅を利用する人なら、一度は目にしたことがあるであろう「信州そば ナカジマ会館」。立ち食いそばのスタイルで、地元の人々はもちろん、旅行客にも長年愛されてきた名店です。実は私も幼い頃、親に連れられて食べた記憶があり、今回、久しぶりにその味を確かめるべく訪れてみました。

明治創業の老舗が紡ぐ駅そばの歴史

ナカジマ会館の歴史は古く、明治21年の創業にまで遡ります。戦後、食糧事情が好転し始めた頃、当時の鉄道局長の「そばの販売をしたらどうか」という一言がきっかけとなり、立ち食いそば店を開業することになったそうです。社長と支配人は長野市内のそば屋を食べ歩き、つゆの味やそばのあり方を徹底的に研究。昭和25年12月28日、国鉄の承認を得て長野駅構内にそば屋を開業しました。以来、駅と共に歴史を刻み、多くの人々に親しまれてきましたが、一時休業期間を経て、平成27年3月7日に新しくなった長野駅で復活を遂げました。昭和の駅舎時代から利用している人々にとっては懐かしい味、初めて長野駅を訪れる人々にとっては新しい味として、その暖簾を守り続けています。まさに、長野駅の歴史と人々の記憶に深く根付いた、ソウルフードと言えるでしょう。

進化した味わい!天たまそば体験記

この日、私が注文したのは定番の「天たまそば」。食券機で食券を購入するシステムで、Suicaなどの交通系ICカードが使えるのは現代的で嬉しいポイントです。食券をカウンターに渡すと、あっという間にそばが提供されるスピード感は、まさに駅そばならでは。割り箸を手に、スタンディング形式のカウンター席へ向かいます。店内は活気にあふれ、インバウンドの海外のお客さんも多く見られました。

提供された天たまそばは、大きなフリスビーのようなかき揚げの上に、とろりとした生卵が鎮座しています。刻みネギも添えられており、食欲をそそるビジュアルです。まずはそのまま一口。八幡屋礒五郎の七味を好みで振りかければ、風味の変化も楽しめます。

以前食べた時よりも、そばが格段に美味しくなっていることに驚きました。以前は麺が柔らかくコシがない印象でしたが、この日は程よい歯ごたえを感じます。もちろん、立ち食いそば特有の若干の柔らかさは残っていますが、以前に比べれば大きな進化です。つゆも以前より味が深くなったように感じます。これなら、そばの名産地である長野県の玄関口、長野駅の駅そばとして、全国に誇れるレベルと言っても過言ではありません。

天ぷらのかき揚げは、ほぼ天かすの集合体のような、ある意味チープな仕上がりですが、これがまた良いのです。つゆを吸ってしんなりとした部分と、カリカリとした部分が混在しており、食感の変化も楽しめます。生卵を絡めて食べると、まろやかなコクが加わり、さらに美味しくなります。

長野駅を訪れたら必食の一杯!

信州そば ナカジマ会館は、単なる駅そばの枠を超え、長野の歴史と文化を伝える存在です。懐かしい味を求める人も、初めて味わう人も、きっと満足できる一杯に出会えるはずです。長野駅を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。想像以上の満足感が得られること間違いなしです。

ポイント

  • 明治創業の老舗が提供する駅そば
  • 進化したそばとつゆの味わい
  • 天ぷらと生卵のハーモニーが絶妙な天たまそば
  • 長野駅の歴史を感じられる空間
  • Suica利用可能で便利

この記事が、ナカジマ会館を訪れる際の参考になれば幸いです。

場所

営業時間:026-219-9092
(営業時間は変更になる可能性もあるのでお店に問い合わせてください。)

電話:026-219-9092

住所:長野県長野市南千歳1丁目1−22

駐車場:なし

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